銀鳩,ギンバト

なぜ、マジシャンは鳩を出すのか?

このエントリーをはてなブックマークに追加



スポンサーリンク

はじめに。


マジシャンが出す動物といえば?

と、質問されたら・・

誰もが真っ先に思いつくのは「鳩」でしょう。

では・・

なぜ、マジシャンは、なぜ鳩を出すのか?

こちらの質問に答えられるのは・・

マジシャン以外では、ほとんどいないでしょう。

マジシャンが出す鳩の種類。


一般的に鳩と言えば・・

普段から公園などで目にするのは、こういう鳩です。

*画像「Pixabay」より

当たり前ですが・・

こちらの鳩はマジシャンは出しません。

一般的に公園などで、よく目にする鳩は・・

「土鳩(ドバト)」、または「カワラバト」と呼ばれる鳩です。

マジシャンが出す真っ白な鳩は・・

「銀鳩(ギンバト)」と呼ばれる鳩です。

さて・・

鳩は昔から「平和の象徴」と言われます。

なぜ、鳩は平和の象徴なのか?


それは・・

旧約聖書の中で書かれている、

「ノアの方舟(はこぶね)」

という神話の中で鳩が登場するからなんです。

ノアの方舟について、簡単簡潔に説明いたしますと・・

むかしむかし・・

人間がだらけていて、神様を怒らせました。

怒った神様は大洪水を起こすことにしました。

しかし・・

ノアという人だけは真面目に働いていましたので神様は、

「大洪水を起こすから、助かるために方舟(はこぶね)を作りなさい。」

と言ってあげました。

ノアは方舟を作って家族と動物だけを乗せました。

大洪水が起こって世界は水没しました。

40日間たっても水が引く気配がありませんので・・

ノアはカラスを飛ばして、様子を見に行かせましたが、

カラスは戻って来ません。

次に鳩を飛ばして様子を見に行かせることにしました。

鳩は7日後にオリーブの葉をくわえて戻って来ました。

オリーブの葉をくわえているという事は・・

方舟からは見えない遠くで水が引いて地上が出てきている。

という事がわかりました。

やがて・・

ノアは方舟を漕いで地上を見つけることが出来ました。

めでたし、めでたし。

ざっくりですが、こんな話です。

その神話から・・

鳩は平和の象徴と言われるようになったのです。

鳩のイラストでよく、葉っぱをくわえているのもノアの方舟からの影響です。そして、真っ白な鳩ですよね

*画像「Pixabay」より


スポンサーリンク

なぜ、マジシャンは鳩を出すのか?


なぜ、マジシャンが鳩を出すようになったのか?

という理由の一つは・・

実は鳩はとても人間に懐きやすい鳥だからだそうです。

そして・・

マジシャンがいつから鳩を使うようになったのか?

その理由は・・

私にはハッキリとはわからないのですが、

「鳩出しマジック」を世界中に広めたのは・・

「チャニング・ポロック」

というアメリカ生まれのマジシャンです。

1960年に公開された「ヨーロッパの夜」というイタリア映画の中でチャニングポロック氏が鳩出しを演じているのです。

その映画によって・・

チャニング・ポロック氏の鳩出しマジックが世界中で評判になり、鳩出しが広まるようになったのです。

最後に。


チャニング・ポロック氏の鳩出しはネット上に公開されていますので、見ることが出来ます。

現代でも、まったく色あせることのない、とても美しい演技です。


スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です