パフォーマーとアーティストの違い。

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マジックは芸術になるのか?

という議論がマジシャンの世界でありますが・・

画家でも音楽家でも芸術的な作品を制作する人もいれば、大衆的なポピュラーな作品を制作する人もいます。

それと同じで・・

仮にマジックが芸術になるのだとしても、それは全てのマジックではなく、演じるマジシャンによってのものとなるでしょう。

つまり・・

マジックは芸術になるのか?

という議論は、論点がずれていて・・

芸術的なマジシャンは存在するのか?

という議論ではないと、答えは出ないはずです。

私的な回答では・・

芸術的なマジシャンが存在するのかは、わかりません。

それは・・

芸術というものは一般的に芸術的な作品として認知されるかどうかが重要だからです。

クラシック音楽も、その作品が生まれた当時は一般的な流行歌のようなものだったのです。

しかし・・

その後の歴史の中で音楽の批評家たちによって、芸術的な作品と認められるようになったのです。

ですので・・

芸術的なマジシャンが存在するのかは、わかりませんが・・

芸術的なマジックを目指す、マジシャンは存在します。

芸術とは?

辞書によると・・

文芸・絵画・彫刻・音楽・演劇など、独得の表現様式によって美を創作・表現する活動。また、その作品。

と、曖昧な表現ではありますが・・

要するに、

一つの事柄において美しさを追求する人の事ですね。

マジックの世界でも、とにかく美しさを追求するマジシャンがいます。

マジックにおいての美しさとは・・

「自然さ」

です。

つまり・・

技法が、ただ観客にネタバレしないだけでなく、玄人が見ても、わからないくらい自然であること。

マジックの技法において完璧なものはありません。

それは・・

例えばカードやコインを隠し持つ技でも、隠し持っている以上、実際は空の手ではないからです。

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限りなく空の手に近い状態に見えるまで訓練しても、空の手でない以上は100%にはなりません。

しかし・・

100%に近づけようと、とことん拘るマジシャンがいます。

通常のマジシャンの技法は70点程度で十分に合格だとすれば、それを90点以上、100点を目指すマジシャンです。

ただし・・

100%は無い以上、限りなく100点には近づけられたとしても、100点にはならないでしょう。

しかし・・

100点でないと満足しない、マジシャンもいるのです。

まさに・・

完璧主義者であり芸術家気質と言えます。

しかし・・

その凄さは、わかる人にしか、わからないのです。

なぜならば・・

玄人以外の人には70点の技法で十分に通用するからです。

(*ただし、70点にも満たないような不十分な技法ではマジシャン失格ですので誤解のないように。70点を満たすまでには、しっかりとした訓練が必要です。)

その凄さを理解できるのは、その分野の知識を持った玄人のみです。

例えば・・

私は絵画の知識が、全くありません。

ですので・・

ピカソやゴッホの絵を見ても、他の画家の絵より何が優れているのかは正直、理解できないです。

「ピカソより普通にラッセンが好き~♪」

と、歌っているピン芸人の方がいますが・・

まさに、私も同じです(笑)

ところで・・

ピカソは経済的にも成功したようですが・・

ゴッホは経済的に恵まれることのないまま、その生涯を終えたそうです。

ゴッホの絵が世間に評価を得るようになったのは、死後15年~20年経ってからと言われています。

つまり・・

芸術家はどんなに優れていても、必ずしもそれが対等な評価を得られるとは限らないという事です。

しかし・・

そこが芸術家のカッコいいところでもあるんでしょうね。

芸術は売れなくてもいい。

好かれなくてもいい。

芸術は認められなくてもいい。

成功しなくてもいい。

自分を貫いてぶつけて

無条件に自他に迫って行く事が芸術だ。

かつての日本を代表する芸術家と言われた、岡本太郎氏の言葉です。

芸術家とはアーティストです。
(諸説はありますが。)

アーティストには、その覚悟が必要でしょう。

私はアーティストではありません。

単なる、パフォーマーです。

しかし・・

アーティストへの憧れはありますし、尊敬しています。

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*画像「Pixabay」より

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