まるでリアル「君の名は。」北川村の星神社のお弓祭り伝説

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はじめに。


先日、今更ながら、2016年に大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」を観賞しました。

物語の中で、ヒロインは田舎町にある神社の娘で巫女として1200年続く伝統儀式を受け継いでいて、隕石落下の災害から町を守っているという設定でした。

「君の名は。」を観賞して私は、子供の頃に父親から聞いた、父親の故郷の神社に伝わる奇妙な話を思い出しました。

私の父親は高知県の東部に位置する安芸郡北川村出身です。

*北川村にある平鍋ダム湖 
パブリックドメイン ウィキメディア・コモンズより

北川村は人口1200人程度の小さな村で、コンビニも見かけることが出来ないような、いかにも田舎という場所なのです。

まさに「君の名は。」に登場する架空の田舎町の糸守町のような場所・・

いや、それよりも田舎かも。

北川村には星神社という神社があり・・

その神社で2年に1度、「お弓祭り」という村をあげての一大行司のようなお祭りが行われます。

この、お祭りには大変に奇妙な逸話があるのです。

お弓祭りとは?


北川村にある星神社という神社で2年に1度、1月8日に開催される、1000年以上続くと言われる大変に伝統のあるお祭りです。

村で生まれ育った長男達12人が元旦から1週間、毎朝、川で水行をして身体を清めます。

祭り当日は五穀豊穣・悪霊退散を祈願して、全員で合計1008本の弓を引くという神聖なお祭りだそうです。

現在は少子化の影響で長男でなくても弓を引くことが出来るそうですが。

お弓祭りの奇妙な伝説。


お弓祭りは早朝から始まり、夕暮れに終わるのですが・・

「お弓祭りの後は星神社の森に天狗が出るから誰も立ち入ってはならぬ。」

という言い伝えが昔からあるそうです。

ですので・・

お弓祭りの後は村人達は皆、星神社には残らず、別の場所で集まりお酒を飲んで宴会をしているそうです。

しかし、

過去に一人、祭りの最中に酔っ払った村人の男性が・・

「俺は天狗が出るなんて信じない!夜までここに残ってやる!」

と、その言い伝えに逆らって、祭りの後に星神社に残ろうとしたそうです。

他の村人は星神社から出るように忠告をしましたが、その男性は聞く耳を持たずに頑なに動こうとしませんでした。

結局・・

村人達は諦めて、その男性だけ残して、星神社を後にしました・・

その日の夜、

男性は村人達の元へ、異様な姿で現れたそうです。

顔は真っ青、

服はボロボロ、

体中が震えて、

何かがあって、大変に脅えている様子。

村人達は驚いて・・

「一体、何があったんだ?」

と聞きましたが・・

その男性は一切、何があったのかを口にしなかったそうです。

その後・・

男性は数日経つと元気を取り戻し、元通り何もなかったかのように過ごしていました。

しかし・・

村人達から、お弓祭りの夜の事を聞かれると・・

急に顔色を変えて、頑なにその日の事だけは口にしなかったそうです。

それは仲の良い友人や家族にも話そうとしなかったそうです。

やがて、時が過ぎて男性は年老いて、お亡くなりになりました。

ところが・・

男性は亡くなる直前に自分の息子だけに、お弓祭りの夜の事を話したという噂が村に広がりました。

そして・・

村人達はその事を、息子に聞こうとしました。

しかし、

その息子も、父親のお弓祭りの夜の事を聞かれると・・

急に顔色を変えて決して話そうとしなかったそうです。


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以上が私が父親から聞いた、お弓祭りに関する奇妙な逸話です。

本当にあった話なのか、どうかの確認はしていませんが・・

「お弓祭りの後は星神社の森に天狗が出るから誰も立ち入ってはならぬ。」

という、言い伝えがあるのは本当です。

最後に。


お弓祭りは昭和39年に高知県の無形民俗文化財に指定されているようです。

私は高知市で生まれ育ったので、お弓祭りを見に行ったことは2回ほどしかないのですが・・

高知県の郡部は特に少子高齢化が進んでいる場所が多いですので、こういった伝統あるお祭りを続ける事が難しくなっている場所が多いそうです。

ですが・・

1000年以上続く伝統を、何とか、これからも守って行ってもらいたいと願いたいですね。

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