缶チューハイは実はチューハイではない?二日酔いしない銘柄は?

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はじめに。


私はビールが大好きです。

10年ほど前から自宅で缶ビールで晩酌をするのが日課でした。

最近は節約もかねて発泡酒を飲んでいました。

しかし・・

ついつい、飲みすぎてしまい、次の日に二日酔いになってしまう事も多い。

発泡酒よりはチューハイの方が二日酔いにならなのでは?

と、思い・・

缶チューハイを飲んでみることにしました。

飲んでみると・・

意外と缶チューハイも美味しくてイケる!

しかし・・

ビールや発泡酒よりも次の日に二日酔いになりにくいのかは疑問な結果。

そこで・・

調べてみると、市販の缶チューハイの多くは正確にはチューハイではないことに気づきました。

チューハイ・樽ハイ・サワーの違い。


チューハイとは?

チューハイとは、元々は「酎ハイ」と表記します。

正確には「焼酎ハイボール」です。

ハイボールとは一般的にウィスキーに炭酸水を加えた飲み物。

つまり・・

チューハイとは本来、甲類焼酎に炭酸水を加えた飲み物です。

ちなみに・・

焼酎は大きく分けて、甲類焼酎と乙類焼酎があります。

蒸留法の違いであり・・

甲類はクセがなく、無味無臭に近い。

甲類焼酎(鏡月)

乙類は原料の香りや味わいのあるもので、一般的に言われる麦焼酎や芋焼酎は乙類です。

乙類焼酎(左が麦焼酎のイイチコ。右が芋焼酎の黒霧島)

チューハイに使用される焼酎は甲類です。

一般的なレモンチューハイであれば・・

甲類焼酎を炭酸水で割り、レモンの果汁、もしくはレモンシロップなどを加えた飲み物です。

樽ハイ(たるはい)とは?

樽ハイとは、ウォッカに炭酸水を加えた飲み物です。

居酒屋などで出されている樽ハイ・レモンであれば・・

ウォッカを炭酸水で割り、レモンの果汁、もしくはレモンシロップなどを加えた飲み物です。

サワーとは?

サワーとは英語で「Sour」と表記します。酸味のある、酸っぱいという意味で・・

焼酎やウォッカなど、無色で香りの少ないお酒に果汁や甘みを加えた飲み物を差します。

そして・・

日本では、果汁系のアルコール類に炭酸水を加えた飲み物をサワーと一般的に呼ばれています。

つまり・・

サワーとはチューハイと樽ハイ、どちらもサワーになります。

缶チューハイは実はチューハイではない?


市販の缶チューハイのベースはウォッカが多いのです。

大人気の缶チューハイであるキリンの「氷結」のベースもウォッカです。

つまり・・

多くの缶チューハイは実は正確には樽ハイです

 

なぜ、缶チューハイの多くのベースはウォッカなのか?

それは、まず・・

酒税法上では「チューハイ」という分類はない。

焼酎を作っていないメーカーもある。

ウォッカの方がアルコール度数が高いので、製造コストを下げられる。

といった理由だそうです。

しかし・・

焼酎ベースの缶チューハイもあります。

宝酒造の缶チューハイはベース数少ない焼酎ベースです。

味も居酒屋で飲むチューハイに近い味わいです。


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二日酔いしにくい缶チューハイとは?


ビールよりはチューハイの方が二日酔いしにくいイメージがありますが、実際はどうなのか?

まず・・

お酒には大きく分けて2種類あります。

醸造酒(じょうぞうしゅ)と蒸留酒(じょうりゅうしゅ)です。

醸造酒とは?

原料を酵母によりアルコール発酵させて作られたお酒です。

ワイン、ビール、日本酒等です。

蒸留酒とは?

醸造酒を蒸留して作ったお酒で、スピリッツとも呼ばれます。

わかりやすく言えば・・

ワインを蒸留したものがブランデー。

ビールを蒸留したものがウィスキー。

日本酒を蒸留したものが焼酎。

ウォッカも蒸留酒です。

その他にも・・

ジンやテキーラ等も蒸留酒。

基本的には・・

醸造酒よりも蒸留酒の方が悪酔いしないと言われています。

理由は・・

醸造酒は蒸留されていない分、不純物が多く含まれています。

不純物が体に悪い物質とは限りませんが・・

この、不純物が悪酔いの原因となり、二日酔いにもなりやすいのです。

て、事は・・

缶ビールや発泡酒よりも、ウォッカや焼酎がベースの缶チューハイの方が二日酔いにならないのか?

と、考えられそうですが・・

実は、そこに落とし穴があります。

安い缶チューハイはコストを下げて、チューハイの味を再現する為に、酸味料や香料、さらに人工甘味料等の添加物が多く含まれています。

この添加物は不純物であり、悪酔い、二日酔いの原因となってしまうのです。

ですので・・

二日酔いしにくい缶チューハイは出来るだけ添加物を含まない缶チューハイとなります。

特に、人工甘味料は体に毒で発ガン性があるとも言われていますので、含まないものを選ぶと良いでしょう。

キリンの「本搾り」という缶チューハイは人工甘味料も使用していなく、数少ない無添加だそうです。

原材料は果汁とウォッカのみとなっています。

これなら、比較的、二日酔いになりにくいかもしれませんね。

そして、缶ビールの場合も・・

本物のビールよりも発泡酒の方が少ない麦芽でビールの味を再現するために添加物が多く含まれています。

さらに・・

第3のビールは、発泡酒よりも添加物がさらに多く含まれているそうです。

値段は高いですが・・

普通のビールの方が二日酔いになりにくいという事です。

要は高いお酒の方が悪酔いせず、二日酔いになりにくいという事ですね。

それよりも・・

一番良いのは飲み過ぎない事です。

まとめ。


・醸造酒よりも蒸留酒の方が二日酔いしにくいとされていいる。

・ウォッカや焼酎は蒸留酒であるけど、添加物を多く含む、缶チューハイは二日酔いになりやすい。

・安いお酒よりも、高いお酒の方が二日酔いになりにくい。


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「缶チューハイは実はチューハイではない?二日酔いしない銘柄は?」への2件のフィードバック

  1. 大変、勉強になりました!
    感謝です♪

    のどごし生、角ハイボール、350缶1本づつは二日酔いにならないのに…
    昨夜、珍しくチューハイ350缶を寝る前に1缶飲んだら、翌朝、昼まで頭痛で二日酔いになり、原因を今後の為に検索してみました。

    いくつか読んだ中で一番わかりやすく、勉強になりました(*^▽^*)
    ありがとうございました。

    添加物と飲み過ぎにならないように注意して、お酒を楽しみたいと思います♪

    1. >山川様へ

      コメント、ありがとうございます。
      アルコールの種類でも自分の体に合うor合わないがあるようですね。
      缶チューハイは種類も豊富ですので、自分に合うものを探してみるのも良いかと思います。

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