坂本龍馬の誕生日と命日は11月15日ではない件。

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はじめに。


坂本龍馬の誕生日は11月15日だったとされています。

そして、暗殺された命日も11月15日。

誕生日と亡くなった日が同じという事は、ドラマチックなエピソードとして有名です。

しかし・・

実は坂本龍馬の誕生日も命日も現代で言えば11月15日ではないのです。

坂本龍馬の誕生日。


坂本龍馬が生まれたのは天保6年11月15日と言われています。

坂本龍馬が生まれた地である高知市では毎年11月15日に龍馬生誕祭として、市内全体で盛大な祭りが開催されています。

しかし・・

当時は江戸時代で、きちんとした出生記録などはありません。

ですので・・

坂本龍馬の誕生日が11月15日というのは明治時代に出版された書物や龍馬の妻であったお龍さんの晩年の証言から推測された説だそうです。

そして、暗殺されたのは慶応3年11月15日とされています。

ただし・・

坂本龍馬の誕生日と命日が11月15日というのは旧暦の場合です。

現代の新暦の場合、誕生日も命日も違う事になるのです。

旧暦とは?


旧暦とは現代のグレゴリオ歴(太陽暦)とは違う、中国から伝わった太陰太陽暦の事です。

日本では江戸時代まで使われていました。

現代のグレゴリオ歴は太陽の動きを基準としますが、旧暦である太陰太陽暦は月の満ち欠けを基準とします。

1年間は354日となり、グレゴリオ歴は365日ですので、11日少なくなります。

その分、3年に1度、1年間が13カ月となり調整していたそうです。


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坂本龍馬の誕生日と命日は11月15日ではない?


坂本龍馬の生年月日と命日を現代のグレゴリオ歴で表すと・・

生年月日である天保6年11月15日は・・

1836年1月3日。

命日である慶応3年11月15日は・・

1867年12月10日。

となります。

ですので、現代の新暦の場合・・

坂本龍馬の誕生日は1月3日。

命日は12月10日。

と、なります。

実際にグーグルで「坂本龍馬 誕生日」で検索をすると、新暦の日付で出て来ます。

坂本龍馬龍馬は何歳で亡くなった?


時代劇などでは坂本龍馬の亡くなった享年33歳と言われていますが・・

これも、当時は数え年と呼ばれる生まれた時点で1歳、翌年の元旦で2歳となる計算に基づく年齢です。

現代の新暦で計算すると・・

坂本龍馬は享年31歳と11カ月で亡くなった事になります。

とても、若くしてお亡くなりになったのですね。

最後に。


日本で旧暦の太陰太陽暦が使われていたのは明治5年12月2日までで、翌日から現代のグレゴリオ暦となったそうです。

その為、明治5年の12月は2日間しかなかったのだそうです。


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