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はじめに。
渥美清氏演じる寅さんでお馴染みの映画「男はつらいよ」で幻の高知ロケ作品が企画されていたのをご存知でしょうか?
第49作「男はつらいよ・寅次郎花へんろ」です。
「男はつらいよ」とは?
昭和から平成にかけての公開されていた、松竹の人気映画シリーズです。
監督は山田洋次。
主人公は渥美清演じる車寅次郎。
テキ屋を稼業をとする「フーテンの寅」こと車寅次郎が実家である葛飾柴又の団子店「とら屋」に戻ってきては、何かと大騒動を起こす人情喜劇です。
毎回旅先で出会ったマドンナに惚れつつも、失恋するか身を引くかして成就しない寅次郎の恋愛模様を、日本各地の美しい風景を背景に描いていました。
「男はつらいよ」世界最長の作品数の映画としてギネス登録されているそうです。
現在まで全49作品、公開されています。
主役である渥美清が1996年に他界した為、48作目の「男はつらいよ・寅次郎紅の花」の公開後、一旦、終了となりましたが・・
ファンの根強い要望により1997年に「男はつらいよ・寅次郎ハイビスカスの花・特別篇」が公開されました。
ハイビスカスの花、特別篇は吉岡秀隆演じる満男(寅次郎の甥)が寅さんを回想する内容で、歴代の作品の渥美清の出演シーンが使われたそうです。
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幻の作品「男はつらいよ・寅次郎花へんろ」とは?
渥美清氏の他界により、第49作は「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花・特別篇」となりましたが・・
実は渥美清氏が他界する前に、すでに「男はつらいよ・第49作」の企画がありました。
それが・・
「男はつらいよ・寅次郎花へんろ」です。
内容は・・
ロケ地は高知県。
マドンナ役は田中裕子。
田中裕子の兄役で西田敏行も出演予定だったそうです。
この作品で寅次郎の甥である満男と恋人の泉(後藤久美子)が結婚する予定だったとの事。
第42作以降は渥美清氏の病気などで事実上、満男が主人公の作品となっていました。
満男シリーズの完結編となる節目の作品となる予定だったそうです。
作品は幻となってしまいましたが・・
ロケ地となる予定だった、高知県安芸市はちょっとした寅さんの聖地となっています。
土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線伊尾木駅のイメージキャラクター「いおきトラオくん」は、この経緯から寅さんをモチーフにしています。
伊尾木駅のキャラクターは「いおき トラオ君」。寅さん撮影予定地になりつつも叶わず、その無念が現れているようでもある。
渥美清さんも、やなせたかしさんも、いずれも鬼籍に入られた。 pic.twitter.com/LzGQsVQEJx
— リョクト (@exp_nanpu) 2015年4月29日
デザインはアンパンマンでお馴染みの故・やなせなかし氏。
また・・
同じく安芸市伊尾木には寅さん地蔵なるものまで、作られています。
寅さん地蔵。#高知 #安芸市 #寅さん pic.twitter.com/NMVphw61VJ
— 土佐春🌸 (@usaretimay) 2016年4月5日
実は車寅次郎は高知に来ていた?
男はつらいよシリーズでロケ地になっていないのは・・
埼玉県、富山県、高知県の3県だそうです。
しかし・・
実は寅さんは高知へ来ていたのだそうです。
第8作の中で寅さんが高知へ行っていたというセリフが出てくるのだそうです。
つまり・・
寅次郎花へんろは幻となりましたが、それ以前に寅さんは高知を旅していたのですね。
最後に。
2019年には男はつらいよシリーズ50周年企画として、年末に最新作となる「男はつらいよ・おかえり 寅さん」が50作目として公開されました。
Amazonプライムで配信されています。
↓
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寅さんシリーズが3県も訪れてないのは意外でした!でも諦めず2代目寅さんなら毒蝮三太夫さんや西田敏行さんなど2代目を継承する三枚目なら他にも出川哲朗さんカンニング竹山さん等々様々な三枚目継承者は、いるので「帰って来た寅次郎」やライバルだった「トラック野郎シリーズ」も劇用車や本物に引けを取らないレプリカ車が現存してるのだから菅原文太さん扮する一番星・星 桃次郎は、元TOKIO「長瀬智也」やもめのジョナサン松下金造役に爆笑問題「田中」3番星・玉三郎に「出川哲朗」ならキャスティングぴったりなので是非、お正月と夏休みの2大娯楽大作の復活を期待します
>サーキッズさん
コメント、ありがとうございます。
NHKのBSプレミアムでは「贋作男はつらいよ」というタイトルで桂雀々さんが寅さんを演じたようですね。設定は柴又ではなく、大阪に変更されたりしてますので、渥美清さんの「男はつらいよ」とは別物的な感じではありますが。
本格的に2代目を演じる方が登場するなら誰になるのかは私も興味深い所です。