2020年の第67回よさこい祭り中止が決定。

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はじめに。


2020年4月現在、新型コロナウィルスの影響により高知県内も自粛モード真っただ中となっています。

高知県内でも22日時点でのべ70人の感染者が出ています。

高知県知事である浜田知事は「緊急事態宣言一歩手前」として、県民に4月26日まで昼夜問わず不要不急の外出を避けるように要請していましたが・・

16日に緊急事態宣言が全国に拡大することにより、外出自粛は5月6日まで延長されました。

このような状態となり、高知県民として、とても気になる事が一つありました。

それは・・

今年の「よさこい祭り」は開催されるのか?

もしくは中止なのか?

です。

高知市の岡崎誠也市長は22日午前の記者会見で、第67回よさこい祭りについて「市としては中止の考えで、そうなるだろう」と述べたとの事です。開催の可否については主催団体が27日決定する予定ではありましたが、市長の認識が示されたことで中止はこの時点で不可避となりました。

そして・・

4月27日に正式に中止が発表されました。高知市納涼花火大会も中止との事です。

*よさこい祭り中止、開始以来初 花火大会も(高知新聞)

(*こちらの記事は4月27日に再編集いたしました。)

よさこい祭りが初めて中止される理由。


よさこい祭りの日程は毎年、決まっていて・・

8月9日に前夜祭。

8月10日と11日が本祭。

8月12日が後夜祭と全国大会。

以上の4日間の日程です。曜日問わず、毎年、同じ日にちに開催されています。

よさこい祭りの本祭は過去に一度も中止になった事はありませんでした。

前夜祭は台風で2回だけ中止になった事があるのと、1972年(昭和47年)に繁藤災害の影響で8月29日~31日に延期されたことはあるようですが。

しかし・・

7月24日から8月9日までの日程で開催される予定だった東京オリンピックが延期となりました。

それにより・・

過去に一度も中止されたことのない高知市の「よさこい祭り」も開催が微妙な状況になったのは間違いないでしょう。

6月10日~14日にかけて開催予定だった札幌市の「YOSAKOIソーラン祭り」は早めに中止が決定しました。

さらに・・

8月2日~7日にかけてかけて開催予定だった青森市の「ねぶた祭り」も中止となりました。

四国に関してで言うと、8月12日~8月15日にかけて開催予定である徳島県の「阿波踊り」の中止が4月21日にが決定しました。

そして・・

4月27日に高知市の「よさこい祭り」も正式に中止が発表されると言う運びとなりました。

67年目で初の中止です。

よさこい祭りの練習は早いチームで5月後半から始まります。

100人ほどの踊り子が集まり体育館なので練習するとなると、現在の状況ではクラスターが発生するリスクが高いでしょう。

また・・

岡崎市長は22日の記者会見で「よさこいは全国から(演舞の)チームがやってくる。新型コロナウイルスの感染が拡大し、収束が不透明な中、開くのは厳しい」と指摘していたとの事です。


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よさこい祭りが中止になった際の経済損失はどのくらい?


よさこい祭りの期間中は高知市やその近辺のホテルは半年前くらいから、殆どが予約で満室の状況だそうです。

もし、中止となるとその殆どがキャンセルとなるでしょう。

さらに・・

踊り子を乗せるバス会社や、美容室も大きな打撃となるのは間違いないです。

そして・・

チーム自体も踊り子の参加費や、スポンサーに対しての広告費の払い戻しなどの対応に追われるでしょうから、大変な状況になるでしょう。

経済損失は2017年の第64回よさこい祭りの経済効果がおよそ96億円だったという事ですので、おそらく、そのくらいの損失額になるのではと予想されます。

高知県としても、できれば開催したかったのは間違いないでしょう。

その為に緊急事態宣言ではなく「緊急事態宣言一歩手前」としていたのかもしれません。

もちろん、人命が第一であるべきなのは当然だと思います。

高知県と高知市からは、よさこい祭り中止に対する経済対策も今後発表されていくのではないかと思います。

最後に。


4月26日現在、高知県の新型コロナウィルス感染者はのべ73人です。

死者が3名出た事も発表されました。謹んでご冥福をお祈り致します。

感染者の方が早く回復する事を心より願っております。

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*高知県民も知らない「よさこい祭り」の真実。


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