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目次
はじめに。
野球の世界で・・
「名選手必ずしも名監督にあらず」
という言葉があります。
優秀な選手が、必ずしも優秀な指導者になれるとは限らないという意味です。
それは、マジックの世界でも当てはまる気がします。
もちろん・・
私みたいな場末のマジシャンは優秀な選手でも優秀な監督でもありません(笑)
ただ・・
私は私立高校でマジックの授業や奇術部の監督をさせて頂いてますので、初心者にマジックを教える機会というのはマジシャンの中でも多い方と自負しています。
正しいベストな教え方というのは今でも、日々、勉強中ではありますが・・
ダメな教え方というのは、経験からわかるようになりました。
そこで・・
ダメな教え方をするマジシャンの主なパターンの3つを書きます。
やってはいけない3つの教え方。
①本人がやりたいと言っていることを否定する。
本人が「こんなマジックをしてみたい」と言っている事を・・
「それは面白くないからやめとけ」
などと、頭ごなしに否定をするのは、本人のモチベーションを下げてしまいます。
もし、面白くないと思っても、それを面白くするアドバイスをするべきでしょう。
また・・
それが「自分の出来ないマジックで教えられないから」と、
自分のプライドを優先してしまうようでは指導者として失格ですよね。
自分が出来なくても、出来る人と連絡を取って、アドバイスを聞くなど指導する方法はあるはずです。
②「このくらい簡単」と決めつける。
自分が簡単と思っているテクニックでも、初心者には難しい事がほとんどです。
自分の主観のみで指導をするのは、雑な指導と言えるでしょう。
カードマジックであれば、初心者にとってはディーリンクポジションで持つ事すら難しい事なのです。
そもそも簡単なマジックなんて無いでしょう。
③初心者に、いきなり難しいテクニックを教える。
どんなに勉強熱心な人でも一日で覚えられる事は限られています。
初心者なら、まずは基本から順序を踏んで教えないと成長はしません。
たまに、自分が難しい事が出来るからと、自慢で見せようとする人もいたりしますが・・
そういう人は、まさに指導者には向いていない人でしょう。
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完璧な指導者はいない。
しかし・・
指導者も人間ですから、完璧でないのは当然です。
人に教えるというのは、自分が習うよりも難しい事です。
それは・・
どういう教え方がベストなのか?というマニュアルがないからです。
その事は習う側も理解するべきでしょう。
教える人は習う人の為に大切な時間を削っているのですから。
最後に。
一番大切なのは・・
自分が教えている人を本気で上手くなってもらいたいと思っているか?
ということです。
私の場合、「教えるマジック」に関しては・・
「少なくとも私よりは上手くなってもらいたい」
と思って教えるようにしています。
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*アイキャッチ画像「Pixabay」より