スポンサーリンク
はじめに。
マジシャンにはお馴染みのインビジブルスレッドについて、私なりの考察を記事にします。
とてもデリケートな話題を、誰でも観覧出来るネット上に公開することになりますので、遠回しな書き方になることをご了承ください。
理想的なジャリとは?
ジャリの大切なポイントは・・
①切れにくい。
②細い。
③反射しない。
以上の3つが、とても重要です。
「切れにくい」についてですが、ジャリは、もちろん太い方が切れにくいですが、それでは見えやすくなってしまいます。
ですので、ある程度、伸縮性があるものが理想です。
「細い」についてですが、人間の髪の毛の太さは約0.08mmです。それ以下のものでないと、インビジブルスレッドとしては使えないでしょう。
ちなみにストッキングの糸の太さは約0.03mmだそうです。
「反射」についてですが、色は光を吸収する黒色が1番理想だと思われます。なおかつ、艶が無いものが良いです。
いくら細くても反射しやすいものは使い物になりません。
続いて・・
ジャリの種類と評価。
私が使用したことのある、ジャリ感想です。
★5点満点で採点してみました。
1番オーソドックスなジャリ
切れにくい ★★☆☆☆
細い ★★★★☆
反射しない ★★★★☆
マジックショップで1000円程度で売られているナイロン製のものです。
オーソドックスなフローティングビルなどに使うのは1番無難なものかもしれません。
ただし、やはりもう少し高価なジャリと比べると切れやすいです。
スポンサーリンク
ベクトラライン
切れにくい ★★★★☆
細い ★★★☆☆
反射しない ★★☆☆☆
おそらく、インビジブルスレッドとして市販されているジャリでは最も強度が強くて、愛用しているマジシャンがとても多いタイプではないでしょうか。
ただし・・
強度は強くはありますが、伸縮性があまりない為、何かに引っかかたっりした場合には切れやすいです。
なので、切れにくさは満点とはなりません。
あと、弱冠、艶があるため反射しやすいです。
それと、束の状態で1本を引き抜くのが他のジャリと比べてスムーズにいかないので慣れるまでは少し苦労するかもしれません。
メシカ・エラスティックス
切れにくい ★★★★☆
細い ★★★★☆
反射しない ★★★★☆
最大5倍も伸びると言われるジャリです。いわゆるゴムジャリ。
伸縮性に優れているため、切れにくく、マッド加工で艶もありません。
ただし・・
ゴムのようなジャリですので、向いているネタは限られます。フローティング現象には、あまり向いていないし、使いづらいと思います。
ライジングカードやゴースト系のような、いわゆる念動現象向きのジャリでしょう。
あと・・
フローティング現象をしないのならば、ループにした方が良い・・
と思うのですが、
結ぶのが、とても、めんどくさいですし、視力の弱い方は結べないかもしれません。
ですので・・
初めからループになっているタイプが販売されていますので、そちらを購入することをお勧めします。
その他・・
ケブラースレッドというものを購入したことがありますが・・
束の状態から1本を引き抜くのが、ベクトララインよりも、さらに難しく・・
強度もベクトララインよりは劣りますので、1度も使用することなく、捨ててしまいました。
さらに・・
ベクトララインにはゴムジャリタイプのものも販売されているようです。
私は使用したことはありませんが、メシカ・エラスティック以上の強度かもしれません。
完璧なジャリはありません。
ですので・・
大切なことは自分の演技に合った・・
限りなく完璧に近いジャリを探し出すことです。
ジャリを扱う際のコツ。
ジャリを扱う際は・・
蛍光灯など照明の真下での演技は避ける事。
あまり、たるました状態にはせずに、ピンと張る事。
服装は白はジャリが見えてしまうリスクが高いです。1番、理想なのは黒っぽい服装です。
さらに・・
しっかり練習をして、余裕を持って演技が出来るようになることです。
練習不足の状態では、演者自身がジャリの扱い意識しすぎてしまい、それは観客に伝わってしまいます。
そうなると、観客もジャリの存在に気づきやすくなってしまいます。
私はジャリの扱いについては、レストランマジック研究所の代表である小林洋介様に色々とアドバイスを頂きました。
最後に。
ジャリは決して観客に見えてはいけません。
少しでも見えてしまえば、それはマジックとして成立しません。
決して妥協をせずに照明などを含めてジャリの扱いを研究してみてください。
スポンサーリンク
![]() |
価格:1,728円 |
![]() |
●手品・マジック関連●ベクトラ・エラスティック・モノ●FF-45B 価格:2,266円 |
*アイキャッチ画像「Pixabay」より
コメント