高知商業高校が12年ぶりに夏の甲子園出場。勝因の秘密とは?

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はじめに。


平成30年の夏の全国高等学校野球選手権大会高知県予選にて・・

高知商業高校が明徳義塾を破り12年ぶりの夏の甲子園出場を決めました。

しかし・・

8年連続、甲子園出場をしていた明徳義塾もお見事。

平成に入っての高知県代表の甲子園勝利数は50勝ですが、うち明徳が40勝だそうです。

明徳義塾高校の野球。


明徳の野球は「守りの野球」と呼ばれています。

ノーアウトでランナーが出たら、時には長打者の打席に立っても送りバンド。

ピンチの場面で相手の主砲打者には無理せず敬遠で走らせる。

エラーやミスの少ない守備。

松井秀喜選手への5打席連続敬遠で全国的に物議を呼んだこともありました。

1点1点を丁寧に取りに行き、守り勝つ野球。

一見、地味にも思えますが、私は明徳の野球が大好きです。

勢いで勝つのではなく、丁寧なプレーで相手に守り抜き、負けないから勝つのが明徳義塾高校野球部の特長でしょう。


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なぜ、高知商業高校が明徳義塾に勝てたのか?


そんな守り勝つはずの明徳義塾を相手に今年の高知商業高校は・・

まさかの10対2という2ケタ勝利。

県民の予想を大きく覆す奇跡です。

数年前に「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」という1冊の本がブームになり、映画化やアニメ化されました。

主人公の女子マネージャーが提案したのは「ノーバンド・ノーボール作戦」。

打者はバンド捨て、全てフルスイング。

ピッチャーはボールを投げずに、全て全力投球のストライクしか投げない。

という作戦で弱小野球部にイノベーションを起こして、甲子園出場に導くというストーリーでした。

ノーバンド・ノーボール作戦とは、まさに明徳義塾の野球とは相反するもの。

今年の高知商業の野球はノーバンド・ノーボールとまでは行きませんが・・

明徳義塾高校との決勝戦で前半はリードしているにも関わらず、フルスイングで長打か?三振か?という攻めの攻撃でした。

エースの北代投手は四死球無しという結果。

商業高校だけに女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだのかは、わかりませんが・・

高知商業高校はイノベーションをもたらしたのは間違いないでしょう。

高知商業商業高校野球部は3年前から新しく上田修身監督が指揮を取っているそうです。

上田監督は高知商業高校野球部の出身で80年のセンバツで全国優勝をした時の主将だそうです。

長年、中学野球の指導者として実績を残し中学時代の藤川球児投手の指導もしていたそうです。

今年の高知商業高校の甲子園出場は、やはり、上田監督の功績が大きいと考えられるしょう。

上田監督は、やはりバッティングを重視した指導をされているそうです。

最後に。


はたして、久々に甲子園で高知商業高校の校歌を聞くことが出来るのか?

楽しみですね。

高知商業高校は大会2日目、第1試合にて山梨学院との試合が決まりました。


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*アイキャッチ画像「Pixabay」より

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