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はじめに。
「マジックと手品って違うの?」
そのような質問を、たまに、お客様から受けます。
簡単に説明するのであれば・・
単なる英語と日本語の違いです。
しかし・・
明確に答えるのであれば、マジックと手品には実は違いがあるのです。
マジックと手品は違う?
マジックとは?
マジックとは英字表記だと「MAGIC」と書きます。
日本では・・
マジック=手品
と言う風な言葉として使われていますが、実はマジックとは手品の事だけを指すのではありません。
正確には・・
MAGIC=魔術(魔法)
なのです。
そう・・
元々はマジックとは不思議な現象を起こす事を指す言葉なのです。
ですので、不思議な現象であればトリックがあるのか?ないのか?は関係ありません。
魔法であれ、手品であれ、不思議な現象であれば「MAGIC」なのです。
ちなみに・・
「魔法使い(魔術師)」は英語でマジシャン(MAGICIAN)と言います。
不思議な現象を見せる人は魔法使いであれ、手品師であれ、マジシャンなのです。
タロットカードで魔術師のカードには「MAGICIAN」と表記されています。
手品とは?
手品とは元々、江戸時代以前は「手妻」と呼ばれていたそうです。
「電光石火稲妻のごとく素早い手」と言うのが由来だそうです。
つまり・・
手品とはトリックや秘密のテクニックを使って不思議な現象を見せる芸を指すのです。
そして・・
「手品師」とは不思議な現象を見せるエンターティナーを指すのです。
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マジックと手品は歴史の背景も違う。
「MAGIC」の語源は紀元前800年前に存在していた部族の「マギ族」の「MAGI」からだそうです。
マギ族は魔法使いのような不思議な現象を起こし、人々を驚かせて服従させていたのだそうです。
その語源からするとマジックとは元々はエンターティメントとして演じられていたわけではありません。
しかし・・
手品はエンターティメントとして生まれた芸であり、昔から手品師は芸を生業として生活していました。
ですので、一説によると・・
お金をもらって見せるのが手品。
お金をもらわないで見せるのがマジック。
と言う説もあります。
数年前にテレビ番組の中でも、そのように説明されたことがあります。
最後に。
現在では、マジックと手品は同じ言葉として使われるのが、一般的であります。
私が営んでいるお店も・・
「マジックバー手品家高知店」ですので、どちらも表記していますし、マジックも手品も同じ言葉として使っています。
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*画像「Pixabay」より