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はじめに。
新型コロナウィルスの影響でイベント業界や飲食業界に携わる人達は大変な状況となっています。
マジック業界も例外でないどころか・・
新型コロナウィルスの影響が直撃している業界と言えるでしょう。
私自身も3月からイベント出演の仕事は0になり、経営しているマジックバーも4月前半から休業せざるを得ない状態となりました。その他の仕事も全てキャンセル状態となり、現在の収入は0どころか、赤字状態となっています。
親しいパフォーマー仲間に聞いてみても、3月から仕事がほぼ無くなっていると言う人が多いです。
このような状況ではありますが・・
ピンチはチャンスとも言います。
あらゆる業界の人達が「コロナに負けるな」というフレーズを抱えて闘っています。
こんな状況だからこそ、マジシャンとして出来る事もあるはず・・
と、私なりにも悩みました。
しかし、私の結論は・・
マジシャンは新型コロナウィルスとは闘わない方が良い。
と、考える事にしました。
マジシャンが新型コロナウィルスとは闘わない方が良い理由。
新型コロナウィルスはどんなウィルスなのか?
私は医療従事者でもありませんので、詳しい事はわからないのですが・・
そんな私でも、一つだけ確実にわかっている事があります。
人が集まると感染力が高まるウィルスです。
つまり・・
新型コロナウィルスに負けない為には人が集まらないようにする事なのです。
では・・
マジシャンの仕事とは何なのか?
マジックを披露する事。
それは、当然な話ではありますが・・
では・・
マジシャンは何故、マジックを披露するのか?
人を楽しませる為。
それも、当然の話でしょう。
しかし・・
マジシャンの社会的な役割と言うのは何なのか?
と言うと、それは・・
マジックを披露する事で人を集める事が役割だと思います。
つまり・・
マジシャンの社会的役割は残念ながら、新型コロナウィルスの感染源なのです。
ですので・・
マジシャンは新型コロナウィルスとは闘っては行けないと思うのです。
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新型コロナウィルス終息の為にマジシャンが出来る事とは?
現在、エンターティメント業界の人達はライブ活動などは自粛をして、動画配信を活動の場に移している人達が多くなっています。
歌手やミュージシャンの方は無観客ライブの映像を無料配信したり、漫才やコントなども無料配信されているようですね。
マジシャンもマジックショーを無料配信する活動をすれば良いのではないかという意見もあるでしょうが・・
ただし、私はマジックは残念ながら前者のエンターティメントと比べると、やや動画配信とは相性が悪いと考えています。
理由は動画配信をすると、マジックの基本と言われている「サーストンの三原則」に反してしますからです。
サーストンの三原則とは・・
・マジックを演じる前に現象を先に説明してはいけない。
・同じマジックを二度繰り返して演じてはいけない。
・種明かしをしてはいけない。
上記の3つです。
動画配信は気軽に何度も繰り返して見ることのできるコンテンツですから、この中の「同じマジックを二度繰り返して演じてはいけない。」に反する事となります。
決して、マジシャンが動画配信をしてはいけないと言うわけではありませんが、そこを主軸に活動するのには相性が悪いコンテンツではないかと言う意味です。
例外として最近、少しブームとなっている映像マジック(トリック動画)などは動画配信と相性の良いコンテンツだと思います。
↓
ただし、映像マジックは私などが学んで来たマジックとは、また違うコンテンツだと思います。
私達が学んで来たマジックはライブで見るからこそ、楽しめるマジックだと思います。
では・・
マジシャンは新型コロナウィルスが収束するまで何も出来ないのか?
一つだけ言える事は、繰り返しになりますが・・
マジシャンは新型コロナウィルスとは闘わない方が良い。
という事です。
新型コロナウィルスと最前線で闘っているのは医療業界の人達でしょう。
マジシャンが新型コロナウィルスと闘っても勝つことは出来ませんが・・
闘わなければ負ける事は無いのです。
マジシャンはマジシャンという鎧を脱いで、一人の人間として行動するべき時なのではないかと思います。
最後に。
現在は世界中のエンターティメント業界が風邪を引いているような状態だと思います。
風邪を引いている状態で無理して活動すると悪化させてしまうだけです。
風邪を引いたなら、ゆっくり休んで安静にする事が大切でしょう。
新型コロナウィルスのワクチンは早ければ、1年半で完成するかもしれないと言われています。
治療薬の臨床実験も始まっていると言う情報もあります。
少しでも早くマジックがライブで楽しめる世の中になる事を願うばかりです。
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