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はじめに。
ステージマジシャンやシャグラー、大道芸人のパフォーマンスには音楽は、とても大切な演出要素です。
ですので・・
音響機器はショーのクオリティを大きく左右します。
音響設備が整っている会場であれば、問題ないのですが・・
小さな町内のイベント等では、ラジカセくらいしか用意がされていない場合があります。
屋外や屋内でも体育館ほどの広さになれば・・
ラジカセでは音が小さすぎて、対応出来ません。
さらに・・
MC用のマイクも必要になります。
ですので・・
音を増幅されるアンプやスピーカー等、PAと呼ばれる音響機器が必要になります。
音響機器の基本的な知識。
音響の簡単な知識として、音楽や人の声等、音を増幅されるのに必要なものは・・
アンプとスピーカーの2つです。
わかりやすく、車に例えて説明すると・・
アンプはエンジンで、
スピーカーはタイヤです。
車がどれだけ速いスピードを出せるのかはエンジンの性能で決まるように・・
音をどれだけ大きく出せるかはアンプの性能で決まります。
そして・・
エンジンの性能に合わせたタイヤが必要になるのと同じように・・
アンプの性能に合わせたスピーカーが必要になります。
アンプの性能で重要なのはワット数(w)の大きさです。
一般的なCDラジカセのワット数は・・
2w~5w程度です。
これでは、学校の教室程度までの室内でショーをするならば、何とか対応出来ても・・
屋外や体育館ほどの広さの場所では対応出来ません。
屋外で大きな音楽を流したいならば・・
20w以上は必要になるところです。
しかし・・
大きなイベント等で使われる本格的なPAシステムは大きすぎて、ピンのパフォーマーが持ち運びするのは大変です。
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パフォーマーにお薦めの小型アンプ内蔵スピーカーとは?
そこで、お薦めするのが・・
簡易のPAとして使用出来る、小型アンプ内蔵スピーカーです。
私は今まで、こちらのアンプ内蔵スピーカーを使用していました。
CRATEという海外メーカーのTX15というモデルです。
通称、TAXI(タクシー)と呼ばれて、ストリートミュージシャンの間でも、よく使われていたようです。
充電式でしたので、屋外の使用では特に便利でした。
こちらのアンプのワット数は15wです。
場所によっては、もう少しパワーがほしいと思いましたが、それなりに大きな音が出ていましたので、十分に活用出来ていました。
しかし・・
最近、故障してしまいました。
修理出来るか、分解して調べてみましたが・・
充電があまり出来なくなっていたり、オーディオプラグを繋ぐ部分が接触不良になっていたりと、複数のガタが来ていたようです。
10年以上使用していましたので、さすがに寿命なのでしょう。
修理は、あきらめて買い直すことに決めましたが・・
こちらのモデルは、もう生産終了していました。
同じようなアンプ内蔵スピーカーはないかと探して見つけたのが・・
ROLAND(ローランド)のCUBE Street(キューブ ストリート)というアンプ内蔵スピーカーです。
しかし・・
調べると、こちらのアンプの出力は・・
2.5w+2.5wの合計5wです。
「えっ!?ラジカセレベルじゃん??」
と・・
もちろん、一流メーカーが屋外でも使用出来ると謳って販売しているモデルですので、ある程度は音を増幅出来るとは思うのですが・・
やはり、不安ですので、詳しいパフォーマーの方に聞いてみると・・
「室内での使用ならば大丈夫だけど、やはり、屋外では音量が小物足りない。」
との事でした。
そこで、さらに調べたら、
先ほどのモデルをさらにハイパワーにした・・
CUBE Street EX(キューブ ストリート イーエックス)
というモデルが販売されていました。
こちらならば、詳しい方曰く・・
「屋外でも体育館でも、さらに結婚式の披露宴会場のような広い場所でも十分に対応出来る。」
との事です。
調べると、こちらのアンプの出力は・・
なんと最大で50w!
正直、そこまでは大きくなくても良いと思いましたし・・
しかも、値段は54000円と高めになる。
しかし・・
TX15程度のワット数のモデルは現状、販売されていないようです。
ですので・・
大は小をかねると言いますし、思いきって、こちらの「CUBE Street EX」を購入しました。
以前のTX15と比べると・・
大きさはCUBE Street EXの方が少し大きめになります。
右端はティッシュ箱です。
ちなみに、CUBE Street EXの寸法は・・
490 mm×341mm×305mm(W×D×H)
しかし・・
手に持ってみると、CUBE Street EXの方が少し軽い感じです。
CUBE Street EXは充電式ではありませんが、乾電池でも使用出来ます。
単3電池8本です。
電池での使用でも5時間から最大20時間使用出来るとのことです。(音量によって使用出来る時間は変わります。)
コンセントでの使用はプラグがアース付きの3Pプラグですので・・
普通の家庭用コンセントの2Pのタイプで使用する場合は変換プラグが必要になります。
ネットでも販売されていますが、家電量販店等でも購入出来ます。
TX15はマイクの音量調整は出来ましたが、音楽の音量調整は出来ず固定でした。
しかし・・
Cube Steet EXは音楽の音量調整も出来ます。
さらに・・
マイクのボリュームの下にある「REVERB」という部分のツマミは何だろう?
と、回してみたら・・
マイクのエコーでした。
これも、TX15には無い機能でした。
歌を歌うわけではありませんので、あまり私には必要ありませんが、少しエコーを入れた方が声が響くので良さそうです。
何より、ラジカセと繋げて音楽をかけてみると、
音が澄んでいて、とても綺麗です。
最後に。
現在、とても便利に活用出来ています。
CUBE Street EXは以前のTX15よりも音は綺麗で・・
音量は数倍大きな音が出ます。
とても、良い買い物が出来ました。
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