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はじめに。
銀鳩(ギンバト)や鳥がかかりやすい病気と、その対処について説明します。
鳥の病気。
私が飼育している銀鳩がかかった事のある病気は・・
①斜頸(しゃけい)
②そのう炎
③下痢
以上の3つです。
斜頸
鳥のかかる病気で、ウィルス性のものだそうです。
症状は・・
首が曲がり、歩行もぐるぐる回るだけで、真っ直ぐ歩けなくなります。
餌も自力で食べられない状態で、最悪、栄養失調で命を落とします。
原因は・・
ウィルス性の突発的なものだそうです。
応急処置として・・
餌と水分は手で介助して与えるようにしましょう。
出来れば、雛用と同じ、ペースト状の餌を与えると良いです。
ペースト状の餌について詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。
↓
銀鳩の雛の育て方
ウィルス性の病気ですので、他の銀鳩と同じケージに入れていると、他の銀鳩にも感染する恐れがありますので、治るまでは他の銀鳩とは、なるべく離してください。
銀鳩は弱っているときは、より保温をする必要がありまので、ダンボール箱に入れてあげるとよいです。
夜間でも照明を付けて、明るくしてあげてください。斜頸になった鳥の目は景色がぐるぐる回って見えているらしく、暗くすると、より酷くなるそうです。
もちろん・・
出きるだけ早く病院に連れて行き、薬をもらって、処置してあげましょう。
斜頸に感染すると、徐々に症状が酷くなって行きますが、ピークを過ぎると治っていきます。
治るまでの間に、しっかりと栄養と薬与えて適切な処置をしてあげる必要があります。
そのう炎
雛がかかりやすいものです。
症状は・・
餌を食べた際に吐血するならば、そのう炎になっている可能性が高いです。
鳥が口に際に、餌を体内で溜めている部分を「そのう」と呼びます。
その部分が炎症を起こしている病気です。
原因としては・・
餌の与えすぎ。
そのう内に溜まっている餌が腐っている。
そのうが傷ついている。
応急処置としては・・
餌を与えるのを中断し保温をして、早く病院へ連れて行ってください。
かなり深刻な症状ですので、放っておくと、すぐに命を落とす危険性が高いです。
下痢
鳥の糞は健康のバロメーターと言われます。
糞が形のないドロドロしたものや、水分の多い状態だと下痢になっている証拠で、体調に注意する必要があります。
原因は・・
季節の変わり目などは下痢になりやすいです。
体内に寄生する原虫の感染によるものと・・
ウィルスの完成によるものの2種類が考えられるようです。
応急処置としては・・
保温をして、栄養をしっかりと与える事。
何日も下痢が続くようであれば、病院で診てもらいましょう。
原虫の感染によるものであれば、特効薬ですぐに治ります。
ウィルス性のものであれば、治るのには時間がかかるようです。
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鳥を診察してもらう際の病院の選び方。
実は鳥類をちゃんと診察出来る獣医は少ないようです。
ですので・・
鳥の診察をしてもらう際には、どこの動物病院でも良いというわけではありません。
まずは・・
病院のホームページ等をチェックして、診察出来る動物に鳥の記載があるかどうかを調べてから来院しましょう。
そして・・
来院する際には、なるべく新しい糞をラップなどにくるんで保管し持っていきましょう。
ちゃんとした獣医であれば、糞を顕微鏡で見ることで病気の原因を特定してくれます。
さらに・・
良い病院と、悪い病院の見極め方は・・
良い病院。
①病名と原因をしっかりと説明してくれた上で、薬を出してくれます。
②症状が良くならない場合にだけ、また来院するように言ってくれます。
悪い病院。
①病名と原因の説明がなく、とりあえず薬だけを出す。
②強制的に次の来院を促す。
①については・・
鳥に詳しい獣医であれば、ちゃんと病気の原因を、その場で特定してくれますが、病名の説明などが曖昧な獣医であれば、怪しいです。
②については・・
動物病院の診察は、人間と違い健康保険などはありませんから、決して安くありません。
それなのに、何度も来院を催促されるのは、いくら大切な愛鳥といえど、金銭的にきつくなります。
良い獣医であれば1度の診察で、ある程度は症状を治してくれるはずです。
ですので・・
ご自分の住む街付近で鳥をちゃんと診察出来る、良い動物病院を見つけましょう。
まとめ
・銀鳩や鳥が病気かもと思った際には、いつもより保温に気をつけ栄養を与える。
・明らかに病気にかかっている際には、直ぐに病院で診てもらう。
・病院へ連れていく際には、鳥をちゃんと診察出来る動物病院かをチェックしておく。
以上です。
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はじめまして。
ペットで飼育している鳩が急に斜頸になりまして、餌は自力では食べれないので記事を参考にペースト状の餌をシリンジで与えております。飲水は何とか自力で飲めます。夜間照明を暗くすると斜頸の発作が起きますので、現在は夜間でも照明を点けておりますが、斜頸というのは治るのでしょうか?
鳥を診てくれる動物病院がありませんので困っております。宜しければ受診された際に処方された薬剤名等を教えて頂けないでしょうか?
ネット上にはマルチビタミンを与えると改善するような情報もありますので、現在取り寄せ中です。
宜しくお願いします。
お返事、遅くなって申し訳ありません。
処方された薬は「ぶどう糖」だったと思います。
斜頸は時間との闘いで、ピークが過ぎれば回復するそうです。
私の飼育している鳩の場合は毎日、餌の解除をして、ぶどう糖を与えて、夜間も部屋を明るくするという方法で2週間ほどで、だいぶ回復したと思います。
一番、大切なのはしっかりと栄養を与えることだと獣医は言ってました。