自営業なら必ず加入するべき付加年金。

このエントリーをはてなブックマークに追加



スポンサーリンク

はじめに


自営業の老後は、とても不安です。

個人事業主やフリーランスの人が加入している年金は基本、国民年金のみ。

老後に受け取る国民年金の受取額は平成29年の平均額で・・

月額、55244円。

40年間満額納めた人でも・・

月額、64941円です。

これでは、とても生活出来ないですよね。

ですので・・

老後の生活の貯めには貯蓄や任意の追加年金の加入等が必要になります。

そこで、

将来、受け取る年金を増やすに手っ取り早い方法は、まず・・

付加年金に加入する事です。

付加年金とは?


自営業の人が追加で加入する年金として、よく耳にするのが国民年金基金です。

テレビでCM等を流していますので、聞いた事ある人も多いと思いますが・・

なぜか、付加年金はあまり知られていなく、このような制度がある事を知っている人も少ないでしょう。

付加年金の掛金

国民年金基金の掛金は40歳で1口だけでも月額1万円以上はかかります。

しかし・・

付加年金は年齢に関係なく、

月額、たったの・・

400円です!

安い。

それで、将来、受け取る年金が増えるのです。

付加年金に加入すると老後、幾ら貰えるのか?

付加年金は国民年金と同じく、基本、65歳から受け取る事が出来ます。

将来、貰える金額は・・

年額=200円×支払った月数

です。

つまり・・

例えば10年間、加入していれば、

10年=120ヶ月ですので・・

200円×120=24000円

1年で24000円を貰えるのです。

月に2000円です。

20年間、加入していれば月に4000円。

30年間、加入していれば月に6000円です。

月にわずか数千円程度ではありますが・・

それでも、生活費の足しにはなります。

掛金は月額、たったの400円なのですから、とてもお得な制度なのです。


スポンサーリンク

付加年金はどのくらいお得なのか?


付加年金は老後2年で元を取ることが出来るのです。

例えば40歳の誕生月から60歳までの20年間支払ったとすれば・・

20年=240ヶ月ですので、

400円×240=96000円

20年で96000円を支払った事になります。

そして・・

65歳から貰える金額は・・

年額=200円×支払った月数

ですので、

200円×240=48000円

1年で半分を回収出来るので・・

2年で支払った金額が全て返って来る事になります。

つまり・・

67歳まで生きれば元を取れる。

その後は長生きするほどお得なのです。

例えば40歳の誕生日から20年間支払った人が、80歳まで貰うとすれば・・

15年間貰うことになりますので、

年額48000×15年=720000円

96000円を支払って、将来は720000円貰得るのです。

624000円も得するのです。

付加年金はどうやって加入出来るのか?


付加年金は各市町村の役場で加入手続きが出来ます。

年金事務所ではなく役所です。

私は高知市に住んでいますので、高知市役所へ行き加入手続きをしました。

手続きは2~3分程度の時間で出来ました。

持って行く物は・・

年金手帳等、自分の年金基礎番号がわかるもの。

だけでOKでした。

ただし、

各市町村によって違うかもしれませんので・・

加入手続きに行く前に、役所に電話で聞いてみる事をおすすめします。

付加年金に加入出来る人と出来ない人


付加年金に加入出来る人は・・

国民年金第1号被保険者。

20歳から60歳までの自営業やフリーランスの人で国民年金を自分で支払っている人です。

サラリーマンや公務員等、厚生年金を支払っている人は加入出来ません。

ただし・・

自営業やフリーランスの人でも、すでに国民年金基金に加入している人は加入出来ません。

国民年金基金と付加年金はどちらか一方しか加入出来ないのです。

最後に


実際、自営業者の老後は国民年金+付加年金だけでは不安な所でしょう。

その他に・・

小規模企業共済や確定捻出年金等で備えておく必要があるでしょう。

もちろん、貯金も大切です。


スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です