スポンサーリンク
はじめに。
私の父親は熱心なヨガ愛好家です。
どのくらい熱心かと言うと・・
若い頃にはインドまで行って、本場のヨガを学んで来た事もあるくらいです。
そのおかげで・・
70歳を超えた今でも病気もほとんど無く健康体そのものです。
しかし・・
ヨガと言えば、少しオカルト的なイメージを持つ方も多いでしょう。
2018年にオウム真理教の話題が再びニュースで連日取り上げられる時期がありました。
その昔、オウム真理教が世間で話題になった、きっかけの一つは・・
麻原彰晃氏の空中浮遊です。
ヨガの修行を極めると肉体を空中に浮かす空中浮遊が出来ると主張されていたのです。
ちなみに・・
ヨガの玄人はヨガを「ヨーガ」と言います。
ヨーガの愛好家を「ヨーギー」と呼びます。
しかし・・
わかりやすくする為、こちらの記事では「ヨガ」、「ヨギー」と表現させて頂きます。
世間で空中浮遊が話題になったきっかけ。
1985年に有名なオカルト雑誌である「月刊ムー」に・・
宗教法人化される前のオウム真理教の教祖である麻原彰晃氏が空中浮遊しているとされる写真が掲載され話題となりました。
私も麻原氏かはわかりませんが、子供の頃に同じように修行僧のような風貌をした男性が座禅を組み、超能力で空中浮遊をしているとされる写真を雑誌で見た記憶があります。
しかし・・
月刊ムーではなく、もっと子供向けの雑誌だったと記憶しています。
後にオウム真理教が連日、メディアを賑わせる事になり、世間でも空中浮遊が話題となる事になります。
しかし・・
当時から、オウム真理教に批判的な弁護士である滝本太郎氏が空中浮遊とされる写真はトリックであると主張しています。
それによると・・
ヨガの修行法の一つとされる座禅を組んだままでの跳躍(ジャンプ)をする行為をストロボを使い早いシャッタースピードで空中にいる瞬間だけを狙って写真撮影する事で「あたかも連続して飛んでいるように見える」。
との事です。
滝本氏は自身が空中浮揚しているように見える写真を再現して公開しています。
たしかに・・
後にニュースの中でオウム信者数人が座禅を組んだままジャンプをしている修行の様子も流れていました。
ちなみに・・
私の父親はヨガをする際に座禅を組んでジャンプするという修行法はしていません。
オウム真理教の独特な修行法なのでしょうか?
スポンサーリンク
ヨギーの空中浮遊の真相。
歴史の中で修行僧が人体を空中浮遊させたという伝説は昔からあるようです。
その一つとして・・
ウィキペディアの「イリュージョン(奇術)」の中で、
1820年頃にはインドのマドラスでブラミンというヒンドゥー行者が空中であぐらをかく技を披露している。
と、書かれています。
ブラミンとはバラモンの事でしょう。
バラモンとはインドは身分階級であるカースト制度の頂点に立つ者の総称です。
そして・・
これを改良して、フランスのマジシャン、ロベール・ウーダンは息子を浮揚させる奇術を初演した。
との事です。
つまり・・
当時のインドの行者による空中浮遊はトリックだったと考えられます。
古典的な人体を空中に浮かせるマジックとして・・
下の動画のようなものがあります。
行者のような風貌をした人物が片手を杖において、空中に浮いているというイリュージョンマジックです。
これは、現代でも大道芸のように路上で、よく、披露されています。
1820年と言えば、日本だと幕末前の江戸時代です。
現代ほどテクノロジーや科学が進んでいない時代に、権力者が民衆に、このような不思議な現象を見せたのだとすれば・・
多くの人達が修行による神秘的な力によるものと思ったのではないか?
と、考えられるでしょう。
それが・・
行者の空中浮遊の伝説として広まったのではないでしょうか?
しかし・・
ヨガの修行の中で瞑想により、体が軽くなり浮いたように感じるというのは本当にあるのかもしれません。
瞑想と呼吸法により、催眠術の世界で、よく言われるトランス状態になり・・
まるで、幽体離脱のような感覚になる事があるそうです。
これは、精神の集中力を鍛えて、心を安定させる為のものだそうです。
ただし、決して肉体が浮いているわけではありません。
そのような事も空中浮遊の伝説の要因になったのかもとも考えられるでしょう。
最後に。
ヨガそのものは、決して怪しいものではなく肉体、精神的とも健康にするものです。
美容にも、とても効果があるようですね。
女性のダイエットにも良いでしょう。
スポンサーリンク
*アイキャッチ画像「Pixabay」より