スポンサーリンク
はじめに。
ステージマジックは演出効果の為に音楽を流しながら演技をする場合が多いです。
特に「サイレントマジック」と呼ばれる、喋らずに行うマジックは音楽が演出面で重要な要素となります。
最近はステージマジックだけでなくクロースアップでも音楽を流しながら行うマジシャンも増えてきました。
そこで、私なりにマジックに使いやすい音楽のポイントを解説いたします。
マジックに合う音楽と合わない音楽。
ステージマジックに使いやすい音楽は「インストゥルメンタル」と呼ばれる歌詞の無い音楽が使いやすいと言えるでしょう。
理由は歌詞のある音楽だと歌詞のイメージに演技内容が合っていないと、観客が違和感を感じる恐れがあるからです。
例えば鳩を出すマジックをしながら、男女の恋愛を歌っている歌詞の音楽を流したとしたら、鳩と恋愛という2つの要素がどう繋がっているのか、見ている方はわからず、違和感を感じます。
マジックは目に入って来るものですが、音楽は耳に直接入って来るものであり、歌詞のある場合は歌詞の内容でイメージを抱きます。
そのイメージとマジックが合っていないと、アンバランスになるのです。
ですので・・
オーソドックスにマジックをするのであれば、歌詞の無いインストゥルメンタル、もしくは外国語の歌詞で聴いただけでは特定のテーマを感じさせない音楽が使いやすいでしょう。
その方が違和感なくマジックに集中しやすいからです。
ただし「マジックそのもの」に恋愛を感じさせるような演出要素があるのであれば、むしろ恋愛を歌っている歌詞の曲が合うでしょう。
また・・
あまりに有名過ぎる音楽も万能では無くなります。
例えば、スターウォーズのテーマソングを聞くと殆どの人は「宇宙」をイメージするでしょう。
それなのにスターウォーズの音楽を流しながら、宇宙とは何の関係のないマジックをすると違和感が出ます。
もちろん、この場合も宇宙をテーマにしたマジックをするのであれば、スターウォーズの音楽が、むしろ合うでしょう。
つまり・・
何かテーマのあるマジックの場合は、「そのテーマ」と共通のイメージのある音楽が合いやすくなるという事です。
そして・・
イリュージョンなど、迫力を感じさせるマジックであれば、オーケストラなど迫力を感じさせる音楽が合うでしょう。
ミリオンカードや四つ玉、リンキングリングなど、比較的、小さなアイテムを使うマジックは、ピアノソロやテクノミュージックなど、軽いタッチの音楽が合いやすいでしょう。
ただし・・
この辺りについてはマジシャンの演技力に左右されますので、一概には言い切れない部分もあります。
あくまで、合わせやすいか、合わせにくいかの範囲での話です。
スポンサーリンク
マジックによく使われている音楽。
私が知っている限りでステージマジックに、よく使われている音楽を紹介いたします。
①Bond(ボンド)
Bondというオーストラリア人とイギリス人の女性4人組のアーティスト。
世界中のマジシャンが彼女達の曲を使用しています。
動画で演奏しているのは「Victory(ヴィクトリー)」という曲ですが、これ以外にも、沢山、ステージマジックで使えそうな曲があります。
ダウンロードはこちら。
↓
②Maksim Mrvica(マクシム・ムルヴィツァ)
Maksim Mrvicaはクロアチア出身のピアニストです。
こちらのアーティストの曲もマジシャンが、よく使用しています。
動画は「Kolibre」という曲です。
ダウンロードはこちら。
↓
③葉加瀬太郎
日本で、とても有名なアーティストである葉加瀬太郎さんの音楽もステージマジックで使えそうな曲が多いです。
動画は「タイムメッセンジャー」という曲です。
ダウンロードはこちら。
↓
マジックに合いそうな音楽を見つけるコツ。
初心者の方であれば、自分の好きな映画やドラマなどで使われている音楽から探してみると良いと思います。
好きなアーティストの曲から探すという場合はアーティストの個性によって曲の雰囲気が限られてしまいますので・・
アーティストのイメージとマジックのイメージが合ってない場合は、なかなか合う曲が見つからなくなってしまう場合があると思います。
ただし・・
逆に好きなアーティストの曲のイメージに合うマジックを作ってみるというのも楽しいかもしれません。
マジック上級者になると、映画やドラマなどを見ている際にも、マジックに使えそうな曲が流れるとチェックする習慣が付いて、つねにアンテナを張るようになります。
また・・
CMで流れている曲で、マジックに使えそうな曲が見つかる場合も、よくあります。
最後に
マジックに使用する音楽を決める際は1曲だけでなく、候補を3曲くらいピックアップしておき、実際に何度か曲を変えて合わせてみると良いでしょう。
合わせてみると、1番良いと思っていた曲よりも、第2候補の曲の方がピッタリ合うという事もよくあります。
スポンサーリンク
コメント