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はじめに。
私が住む高知県の偉人と言えば「坂本龍馬」。
高知県の玄関口である高知空港も通称「高知龍馬空港」と呼ばれているほど、坂本龍馬は高知県を代表する歴史上の偉人であり、大スターです。
ところで・・
「さかもとりょうま」の名前は「坂本龍馬」と表記されるのが一般的ではありますが、「坂本竜馬」と表記される事もあります。
正しいのは、どちらなのでしょうか?
龍馬と竜馬、正しいのはどちらなのか?
「龍」は旧字体です。
「竜」は新字体であり、常用漢字です。
坂本龍馬が生きていた幕末は新字体ではなく、旧字体が使われていましたので、坂本りょうま自身は「龍馬」と名乗っていたはずであり、「龍」が正しいとも言えるようです。
ただし・・
現代において、歴史上の人物全てを旧字体で表すのは困難でしょうから、「坂本竜馬」と表記しても間違いではないとの事です。
また・・
司馬遼太郎氏の小説「竜馬がゆく」では「竜馬」と表記されていますが、それについては、坂本龍馬記念館によると・・
「竜馬」が一般的になったのは、司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」の影響だと思います。司馬氏は「小説の中では僕のリョウマを動かすのだから竜馬にした」と語っておられたそうで、実在した龍馬と架空の竜馬を漢字によって区別したそうです。
との回答もしています。
つまり・・
「竜馬がゆく」の坂本竜馬は実在の坂本龍馬をモデルに司馬遼太郎氏が描いた架空の人物であるという事なのでしょう。
さらに・・
偶然にも坂本龍馬の奥様の名前は「お龍さん(おりょうさん)」と同じ字が使われている名前ですので、小説などでは違う字にした方が描きやすかったのかもしれませんね。
坂本龍馬は坂本良馬と書かれる事もあった?
勝海舟や木戸孝允は「坂本りょうま」を「坂本良馬」と記載していたとの事です。
これについては・・
「龍」という字は一般的に「りゅう」と読むので、「良」であれば「りょう」と読みやすく、また、画数も少なくて書きやすかったからではないか?
との事です。
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坂本龍馬には本名があった?
坂本龍馬の書いた手紙で「坂本龍馬直柔」と署名されたものがあるそうです。
龍馬の後に記載された「直柔(なおなり)」が、実は坂本龍馬の本名なのだそうです。
当時、武士は2つ〜3つの名前を持つのが一般的だったそうです。
・子どもの頃から呼ばれている名前は幼名(普段、呼ばれる名前)。
・大人になってから名乗る諱(いみな)と呼ばれる名前(実名)。
・敵から正体を隠すために使う変名。
などがあったそうです。
坂本龍馬の場合は「龍馬」は幼名であり、普段、呼ばれていた名前ではありますが、実名は直柔だったそうです。
また・・
最初の諱は「直陰(なおかげ)」だったそうなのですが、後に改名したのだそうです。
さらに・・
龍馬には「才谷梅太郎」という変名もあったそうです。
ちなみに・・
龍馬の実家は「才谷屋」という商店です。
最後に。
以前に以下のような関連記事も書いています。
↓
*坂本龍馬の実家である才谷屋は現在、どうなっているのか?
興味のある人は合わせて読んでみてください。
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