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はじめに。
私はマジックショーで金魚を扱う事があるので、たまに熱帯魚店へ行きます。
そこで、以前から気になる金魚が水槽を泳いでいます。
それは・・
土佐錦魚と表記されて販売されている金魚です。
土佐錦魚とは?
土佐錦魚とは「とさきん」と読むのだそうです。
土佐錦の部分だけだと何だか、相撲取りのような名前に見えますよね。
一般的な金魚よりも、太く大柄だからそういう名前になったのかもしれません。
また・・
土佐錦魚ではなく「土佐金」と表記される事もあるようです。
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土佐錦魚は高知産の金魚?
土佐錦魚は高知だけにいる金魚なのか?
そういえば・・
ポケモンで「トサキント」という名前の土佐錦魚をモチーフににしたポケモンがいますし、高知に限らず全国的に有名な金魚なのでしょうか?
夕方放送されている高知のローカル情報番組の中でも土佐錦魚についてのルーツが詳しく紹介されてました。
それによると・・
土佐錦魚のルーツは江戸時代まで遡るそうで・・
江戸末期頃に土佐藩士であり金魚の繁殖を家業としていた須賀克三郎と亀太郎の親子がオオサカランチュウと呼ばれる金魚とリュウキンと呼ばれる金魚を交配させ、突然変異で生まれたと言われているそうです。
土佐錦魚は昭和20年の南海大震災により一度、絶滅の危機になったそうです。
しかし・・
翌年の昭和21年に熱心な愛好家の方が震災直後の市街地の中で生き残った土佐錦魚を探し出し、そこから現代へ引き継がれているのだそうです。
今では全国に土佐錦魚の愛好家が広まっているそうです。
さらに・・
土佐錦魚の繁殖は大変に難しいのだそうで。
後輩させても殆どは黒っぽいフナのような魚しか生まれず、赤い土佐錦魚が生まれるのは非常に少ないのだそうです。
まさに、奇跡の金魚と言えるのかもしれません。
とは言っても・・
実際のところ、高知県民でも土佐錦魚について詳しく知っている人は少ないようです。
まぁ、金魚といえば子供の頃に夏祭りの金魚すくいで取った金魚を飼育した事があるという人が殆どだからでしょうね。
私も今まで土佐錦魚については名前を知っている程度でした。
ただし、上記のような歴史があるという事を知ると、興味が湧きます。
最後に。
土佐錦魚は「日本の三大地金魚」の一つだそうです。
残りの二つは・・
愛知県の地金(ジキン)と島根県の出雲南金(イズモナンキン)だそうです。
ちなみに・・
オオサカランチュウは過去に一度、絶滅したそうですが、現在、生産者の尽力により復元されているそうです。
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