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はじめに。
何だか、ネット上の怪しい勧誘のようなタイトルの記事ではありますが・・
何も勧誘はしませんので、ご安心ください(笑)
私はマジックバーを経営しています。
バーですので、お客様にカクテルやビール等を提供します。
法律上、バーは飲食店です。
もちろん、営業許可証も、ちゃんと取得しています。
世の中には様々な飲食店が存在します。
カフェ、
レストラン、
ラーメン店
居酒屋、
スナック
等・・
しかし・・
実は飲食店には大変に厳しい現実があります。
飲食店の厳しい現実。
一説によると、
飲食店は開業後、
1年以内に30%が閉店し、
2年以内に50%が閉店し、
3年以内に70%が閉店し、
10年以上続くお店は1割程度だそうです。
それだけ、飲食業界は厳しい世界です。
私が営む手品家高知店は、おかげさまで現在9周年を越えまして・・
来年10周年を迎えます。
しかし・・
たしかに、
高知の飲食店街もお店の入れ替りが激しいです。
手品家高知店の近所でも数年で何度も看板が入れ替わっているようなテナントが複数あります。
飲食店は参入が、わりと簡単に出来る分、その後に厳しい現実が待っているのでしょうね。
例えば、料理に自信のある人が脱サラをして、小さな居酒屋を始めたとします。
しかし、居酒屋も、ただ料理に自信のあるだけでやっていけるほど甘い世界ではないでしょう。
テナントの家賃や光熱費、
食材の仕入コスト、
スタッフの人件費、
等・・
それを計算した上で、メニューの料金を決めて客単価を予想し、さらに集客の為の戦略を考える必要があります。
つまり・・
経営力が必要です。
そこを考えずに・・
「美味しい料理でお客様に喜んでもらいたい」
という理想だけで、飲食店を開業するのは無謀でしょう。
なぜならば・・
美味しい料理を出してくれる、飲食店は世の中に沢山あるからです。
お客様の立場としては、美味しい料理を食べられるお店は選び放題の状態です。
しかし・・
私が営む、手品家高知店は美味しい料理どころか、料理自体出しません。
カクテルやビール等は出しますが、それも、どこのバーでも飲めるような普通のものばかりです。
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小さなお店が成功する方法。
なぜ・・
私が営むお店が順調に経営が出来ているのか?
私に経営力があるから・・
というわけではありません(笑)。
それは・・
飲食店ではありますが、飲食を売りにしていないからです。
マジックバーなのですから、売りにしているのは・・
マジックショーです。
手品家高知店に来るお客様で、カクテルが飲みたい目的で来るお客様は、ほとんど、いません。
大半の人はマジックを見たい目的で来ています。
ですので・・
サービスは全てにおいて、マジックを優先させることにしています。
料理を作っていると、マジックを出来なくなるので作りません。
カクテルも作るのに時間のかかるものは、作りません。
そのような、サービスを提供するお店は他に沢山あるからです。
つまり・・
小さなお店において、大切な事は・・
他のお店に出来ないサービスをして、そこを特化することです。
それが、手品家高知店ではマジックなのです。
現状、高知県にマジックバーは手品家高知店しかありません。
マクドナルドが世界トップの飲食店として成功した理由。
世界トップの飲食業を展開する会社と言えば・・
*画像:Pixabayより
ハンバーガーチェーン店のマクドナルドです。
マクドナルドの創業者である、レイ・クロック氏はアメリカの大学で講演をした際に・・
学生に、こう訪ねたそうです。
「私のビジネスは何だと思うかい?」
学生は冗談を言っていると思って笑いました。
そして、一人が学生が・・
「レイ、あなたがハンバーガーを売っていることは世界中の人が知っていますよ。」
レイ・クロック氏は、こう返答したそうです。
「そう言うだろうと思ったよ。」
「いいかい、私のビジネスはハンバーガーを売ることじゃない。不動産業だよ。」
(*ロバート・キヨサキ著 金持ち父さん 貧乏父さん 121~122ページより)
レイ・クロック氏はハンバーガー店において大切な事は美味しいハンバーガーを作るよりも、店舗の立地条件と考えていたようです。
事実、マクドナルド社は世界トップの不動産を所有する会社だそうです。
そして、日本マクドナルドは日本の飲食業でトップの会社です。
つまり・・
飲食店は美味しい料理を提供出来れば、成功するとは限らないということです。
(もちろん、美味しくないのは論外でしょうが。)
マクドナルドが提供しているのは、美味しいハンバーガーよりも・・
気軽に入りやすい立地の建物と、その空間です。
最後に。
もちろん、それは・・
マクドナルドのような大きな会社だから出来る事です。
一個人では真似出来ません。
しかし・・
一個人でおいても、飲食業は飲食の他に、「何をお客様に提供するのか?」が必要でしょう。
さらに・・
提供するサービスは他店に真似出来ないものでなくてはいけません。
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