マダムロゼは高知で誕生したカクテル説は本当なのか??

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はじめに。


高知県で、とても有名かつ人気なカクテルと言えば・・

「マダムロゼ」です。

それは・・

ジントニックやモスコミュール、さらにカクテルの王様と呼ばれているマティーニをしのぐほどの高知ではメジャーなカクテルなのです。

もちろん・・

私が営む手品家高知店でもメニューに入れてあり、よく注文されるカクテルです。

このカクテルが高知の夜の繁華街で・・

「マダムロゼは高知が発祥」

または・・

「マダムロゼは高知にしかないカクテル」

と、よく言われています。

はたして、真相はどうなんでしょうか??

マダムロゼの真相。


マダムロゼは高知にしかないはカクテル本当?

まず、マダムロゼのレシピは・・

写真のカシスリキュールをグレープフルーツの果汁、もしくはグレープフルーツジュース(果汁100%)で割る。

以上です。

高知県外の方に・・

「えっ!!それだけ??」

と、突っこまれそうですが・・

はい。

本当にそれだけなのです(笑)

なので・・

というわけではありませんが、

「マダムロゼは高知にしかないカクテル」

というのは、調べると間違いのようです。

四国外では「カシスグレープフルーツ」と、そのまんまの名前で存在しているそうです。

つまり・・

このカクテルを「マダムロゼ」と呼ぶのは高知県だけ。

もしくは・・

高知県近辺のみ。

という事だそうです。

ちなみに愛媛県では「マダムロシャス」と呼ぶそうです。

では・・

マダムロゼは高知で生まれたカクテル説は本当?

まず・・

地域によって、呼び名が違うカクテルは他にもあります。

その代表的なのは・・

ピーチウーロンです。

こちらも、写真のピーチツリーリキュールをウーロン茶で割るという、レシピだけで言えば簡単に作れるカクテルです。

このカクテルが・・

東北では「レゲエパンチ」、

北海道では「クーニャン」、

関西では「上海ピーチ」

等・・

地域によって、呼び名が様々なのです。

高知では単純にピーチウーロン、または略して「ピーロン」と呼ぶのが一般的。

関東でも同じらしいですね。

しかし・・

このカクテルの正式名称は「レゲエパンチ」なのだそうです。

なぜならば・・

このカクテルは仙台市のバーテンダーの方が考案したものだからだそうです。

ウィキペディアでも考案した方の名前とお店の名前が記載されています。

その方が「レゲエパンチ」と名付けたのですから・・

誰も文句はなく「レゲエパンチ」が正式名称。

そして・・

発祥は仙台ということになりますよね。

しかし・・

「マダムロゼ」においては「レゲエパンチ」のように考案した方の名前やお店の情報が調べても出てきません。

つまり、結論は・・

わからない。

です。

ごめんなさい(笑)

もし、知っている方がいましたら、ぜひとも教えてください。

ただし、

これは私の推測ですが、

例えば、マジックの世界でも・・

新しいマジックを自分で考えたとしても、同じようなマジックを他のマジシャンが、すでに考えていた。

という事が、よくあります。

自分のオリジナルマジックという事を証明するには・・

自分が一番初めに考えた。

もしくは・・

世界中の何処にも、同じマジックは存在していないという事を証明する必要があります。

ですので・・

カクテルも世界中のバーテンダーが新しいカクテルを考えているのですから・・

「マダムロゼ」は高知のバーテンダーが考案したのだとしても、同じレシピのカクテルを他の地域のバーテンダーが考案していた。

としても不思議ではないと思います。

レシピ自体は単純なものですしね。

つまり・・

高知のとあるバーテンダーがカシスをグレープフルーツで割ってみたら美味しかった。

名前を「マダムロゼ」と名付けた。

高知県民の間で・・

「マダムロゼ?何それオシャレな名前~!」

「飲んでみたーい。」

「美味しい~!」

と・・

高知県で広まった。

一方・・

高知県外でも同じレシピのカクテルを考案したバーテンダーの方がいたけれど・・

いずれも「カシスグレープフルーツ」とそのまんまの名前で出していたので、それほど人気なカクテルにはならなかったのでは?

以上が私の推測です。

高知が発祥かどうかは・・

初めて作ったのが高知のバーテンダーの方なのかどうか?

ですよね。

しかし・・

高知が発祥という説で、信憑性を高く感じる情報も存在します。


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結論とまとめ。


①「マダムロゼは高知にしかない」は間違い。
ただし、四国外では高知ほどメジャーなカクテルではない。

②マダムロゼと呼ぶのは高知近辺だけ。

③マダムロゼは高知が発祥・・なのかもしれない?

以上です。

最後に。


美味しいマダムロゼを作るコツは・・

カシスリキュールを、あまり入れ過ぎないことです。

私的にはグラスの底から指一本分の太さ程度、いわゆるワンフィンガー以上入れたら十分だと思います。

あと、グラスは作る前に冷やしておいた方がいいです。

ちなみに・・

ピーチウーロン(レゲエパンチ)はピーチツリーリキュールを多めの指二本分、ツーフィンガー以上入れた方が美味しいです。


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「マダムロゼは高知で誕生したカクテル説は本当なのか??」への7件のフィードバック

  1. 徳島の中の方の人間ですがマダムロゼと呼びますよ〜。お店でもそれなりに見かけますね…でも高知の方が置いてる店舗は多いですね

    1. コメント、ありがとうございます。
      そうなんですか。
      四国内では、わりと「マダムロゼ」で浸透しているのですね。
      愛媛県では「マダムロシャス」と呼ぶようですが。

  2. 高知でバーテンさんから
    「昔高知から出場した人がマダムロゼで優勝したから」と聞きました。大会名などは聞いてませんし、15年前に昔と言っていたのでいつ頃かは分かりません。

    1. >匿名 様へ
      そのような噂を私も聞いた事があります。
      ただし、具体的な人名や大会名などの情報は調べても出てこないですので、おそらく、都市伝説的な話の可能性が高いのではと推測しています。
      コメント、ありがとうございます。

  3. 1990〜1992年頃、四万十市栄町のスナック早苗のママが、「この前大会で賞を貰ったんだけど、そのカクテル飲む?」と言って出してくれたのがマダムロゼでした。レシピを聞くと、カシス(「ニッカウヰスキー(多分)の出してるカシスじゃないとダメ」って言っていたと思う)と100%グレープフルーツジュースを同量混ぜると教えてくれました。マダムロゼは早苗ママが名付けたと言ってました。
    数年後、早苗に行ってみましたが、店は無く、近所の別のスナックのマスターに聞くと「早苗ママは結婚して高知市へ行ったよ」との事でした。
    以上が昔の私の体験談です。

    1. >puniko 様へ
      貴重な情報を有難うございます。
      四万十市発祥説は初めて聞きました。
      考案者はまだ高知市内にいる可能性があるという事ですね。

      1. 早苗ママの年齢は聞いていませんでしたが、当時40代位に見えました。
        お元気でいらっしゃる事を願っています。

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